妊活4年目の日常

赤ちゃんに会いたい!

生徒がコロナにかかった。

私は高校教員をしている。
クラス担任も務めているが、最近自分のクラスの生徒がコロナに感染した。

日本全国の感染者は少しずつ減り、まん防が解除される県も出てきたとはいえ、まだまだ油断はできなかった。
私も少し油断していたかもしれない。


自分のクラスの生徒がコロナに感染すると、とてつもない罪悪感を感じる。

たとえば、もし生徒が休日に友人と遊びに行って、それが原因で感染したのなら、なおさら。

休みの前日に担任として、「不要不急の外出は控えなさい」と、もっと釘を刺しておくべきだったのでは…という後悔。

遊びになんか行くなよ…と生徒を責めたくもなる。
でも、遊びたい盛り、エネルギッシュな高校生が、毎日学校で授業を受けるだけの日々。部活禁止。昼休みは自席で黙ってお弁当を食べる。

ストレスが溜まり、体力も有り余るだろう。
可哀想だ。本当は思い切り遊んでほしい。


3月1日には卒業式があった。
卒業した3年生は、コロナで修学旅行に行けなかった。長い休校も経験した。

本当は、誰も悪くない。
クラスの生徒が感染しても。
コロナが悪いんだ。憎い。恐ろしい。


実は私も去年の8月にコロナに感染した。
あの頃は、嗅覚や味覚に障害が出る患者が多かったが、私も例に漏れず嗅覚と味覚を失った。

5日間のホテル療養も経験した。
発熱は1日目だけ。ホテル療養3日目くらいから味覚と嗅覚は回復した。
比較的症状は軽かったが、全身に湿疹ができて痒みがひどく、夜はほとんど眠れなかった。

コロナ治療の為の薬もないので、ホテルではひたすら自然に治るのを待つ。
1人で孤独で、もし容態が急変してしまったらどうしようと怖かった。


コロナ、かからない方がいい。
コロナ怖い。


感染した生徒は大丈夫だろうか。
症状が悪化せずに早く回復することを祈るばかりだ。


症状の回復が早く、家で時間をもて余す生徒もいる。
「オンラインで授業を配信できませんか」と保護者から言われるが、通常の授業をこなしながらオンラインに対応する余裕が正直ない。

他の先生に頼もうにも、皆忙しい。
もうすぐ高校入試があるので、その準備もある。


コロナに感染した生徒や濃厚接触者で学校に来れない生徒に、学習支援が必要なのにできていないことで、また罪悪感を感じる。


とても疲れた。最低限仕事はこなしているが、できること・やるべきことが他にも色々あるのに出来なくて辛い。


コロナで教員の負担は増えた。
しかし、コロナのおかげでICT機器を使う教員が増えたのはプラスかもしれない。

あと、幸いなことにコロナ禍でも高校生はとても元気。制限がある中で高校生活を楽しむ様子もちゃんと見られる。笑顔も見られる。

それがせめてもの救い。
早くマスクをしてない状態の笑顔が見たい。


コロナの終息を祈ります。
感染した人が無事であることを祈ります。