妊活4年目の日常

赤ちゃんに会いたい!

女性である私の生き方

バリバリ働きたい

10年教員として働き、専業主婦になった私。
働いていた頃はしんどくてたまらなかった。

教員をあのまま続けていたら、心身を病んでいたと思う。

でも、仕事を辞めてしばらくしたら、働きたくて仕方がない。

掃除や洗濯、毎日のご飯作り…家事は嫌いじゃないけれど、誰にも感謝もされず、1人でただ黙々と家事をこなす日々はつまらない。

収入がないことで夫に負い目を感じるようにもなった。

その一方で、家事を私に全て任せて仕事だけに全力を注ぐ夫が羨ましくて、憎くて仕方がなかった。

忙しくてたまにしか休みがない夫。
たまの休みには家で1日中寝ている夫。

「疲れてるから、ゆっくり休ませてあげたい」

という気持ちと、

「私が働いてる時は仕事も家事もやってたのに、何でこの人は仕事だけして許されるんだろう」

という気持ちが混ざり合ってモヤモヤした。


仕事を辞める前は、「仕事を辞めたら、私が全部家事をやるのは当然だよね」と思っていたのに。実際そうなったら、心がモヤモヤした。


結婚する前、夫に対して「この人となら支え合って生きていける」と思った。
私の父は、家事は一切しない人だった。
専業主婦の母が家のことは全て行っていた。

私は仕事がしたかったので、結婚するなら家事を協力して行える人がいいと思っていた。

でも、共働きだった時、私の方が帰りが早くて、ご飯を作るのはいつも私だった。

「早く帰ってご飯を作らなきゃ」

って思っていたのは、私だけだった。
私だけがきつかったように思う。

「家事を分担してお互いに支え合いながら働く」という理想は叶わなかった。

今は、私が家事をして、夫は仕事をする。
これも支え合って生きていると言えるのかもしれない。

でも、私は妊活の為に仕事をセーブしてるだけであって、それがなければ仕事をして1人で生きる力はある。

私は夫を支えてるけど、私は夫に支えられてるという実感がない。



大学まで行ってたくさん勉強した。
10年の教員生活で身に付けた力もある。まだまだ色んな経験をして成長もしたい。

それができないのが悔しい。

悔しいけど、それよりも「子どもを産むこと」の方が大事だと思って選んだ今の生活。
子どもが欲しければ私が産むしかないので、仕方がない。


将来、結婚をしたら子どもを産んで…と昔は漠然と思っていたけれど、妊娠・出産がこんなに女性の仕事や生活、人生に影響を与えるものだとは思っていなかった。

子どもが生まれてからも、影響は大きい。
今の夫の激務っぷりを見てると、私のワンオペ育児は決定的だ。


父も母もどちらも親だけれど、仕事を休んで育児をするのは母親。
男性の育休制度もだいぶ整ってきたとはいうけれど、夫は育休は取れないだろう。


妊娠・出産を考えるようになって、女性としての苦悩や、男性への羨望・憎しみが強くなってしまった。

ここ最近はずっとドロドロした気持ちに支配されて、未来も暗く見えていた。
でも、女性であることや現状を受けとめて、しなやかに柔軟に生きたいと思うようになった。

腐ってばかりいても、始まらない。

今後の展望

妊活を続ける。
仕事はしたいけど、時間がある分やりたいことができるんだとプラスに捉えて、日々を楽しみながら妊活。

妊娠して無事に出産できたら、そして子どもが大きくなったら、やってみたかった児童指導員の仕事にチャレンジする。

60代の私の親もまだバリバリ働いているんだから、きっと私もまたいつかバリバリ働ける日が来るはず。

ワンオペ育児になる不安はあるけれど、夫の仕事が今の調子なのであれば、私は実家で暮らして子育てしようかと思う。

夫と2人で子育てしたいけど、夫の激務が続いて私がワンオペで、家事も育児も…ってなったら、いっそ別居したい。

夫は自分の実家に頼ろうとしているけれど、そのつもりで結婚後に義実家の近くに住みたいと言ったんだろうけど、フルタイムでバリバリ働く義両親には頼れない。

子がいない人生

もし、子どもに恵まれなかったら…そんなことも考える。

その時は、教員に戻ろうと思う。
教員時代は仕事ばかりでプライベートがなくなるのが辛かったけど、もし子どもに恵まれなかったら、仕事ばかりの生活の方がむしろ良い。

子どもは欲しいけれど

子どもは欲しい。子どもを育ててみたい。
それは確かだけれど、夫の激務ぶりが私を不安にさせる。

夫は、教員だ。
忙しいのは私も痛いほど分かる。

でも、忙しすぎてゆっくり話す暇もない。
妊活への不安やワンオペ育児の不安を聞いて欲しいけれど、最近の夫には心の余裕がなさそうだ。

夫のことは好きだ。
でも、最近、結婚した意味がわからない。
家にほとんどいない夫。
多分子育て一緒にできないだろうなと思わせる夫。


そんな思いを抱えながらの妊活は、ちょっと気が進まない部分もある。


とにかく、夫は仕事のことばかりで、家庭のことを考えていないように見えて辛い。

子どもは欲しいと言う。

でも、子育ての不安を言っても、「産まれてから考えれば良い」「今から不安になっても先のことはわからないよ」なんて言われてしまったから、子どもを持つことに対して感じる重みが私と全然違う気がする。


実際にお腹で育てて産む女性とは、感覚が違うのかもしれない。

流産してから一層、妊娠・出産を重く捉えるようになった私とは違う。


子どもを産んだ後も仕事はきっとできると、前向きに思えるようになってきたんだけれど、夫と子育てする未来が見えないのが最近の悩み。


お願いだから、教員の働き方改革がもっと進んで、せめて週に1度は休めるようになって欲しい。週に1度は早めに帰ってきて一緒にご飯を食べたい。

最近はもう諦めてるけど、結婚した後も毎日1人でご飯を食べるとは思わなかった。

家族と食べるあたたかい食事、家族団らんは夢のまた夢なのか。