私は教員を辞める前、かなり悩みました。
しかし、悩みに悩んだ末に退職を決めたので後悔はありません。
というか、後悔のないように自分の人生を楽しむつもりです。
教員を辞めるかどうか、今悩んでいる方へ。
今回は、私が辞める前にやって良かったことを書こうと思います。
辞めることをオススメする訳ではなく、私の個人的な意見・感想です。参考までに。
教員を辞める前、もっと正確に言うと辞めると決めるまでに私がやって良かったことは、次の3つです。
①カウンセリング
②転職のシュミレーション
③貯金
具体的に述べていきます。
①カウンセリング
これは、家族や友人への相談も含みます。
いきなりカウンセリングを受けるのは敷居が高い人もいるかなと思います。
とにかく大事なのは、「人に相談する」ということです。
1人で悩むと、悪い方向に考えすぎたり、1つの考えに固執したりしてしまうので、誰かに相談して客観的な意見をもらうと良いです。
私の場合は、まず教員を辞めたいと思ったのは、教職1年目の頃。
ただ、この時は「仕事ができない自分が嫌だ。向いてない。辞めたい。」という悩み方だったので、本当に辞めるところまで至らず。
同じ若手の先生と愚痴をこぼし合ったり、励まし合ったり。先輩の先生に助言をいただいたり。
そうしながら、経験を積むうちに少しずつ自信がついて、辞めたい気持ちはなくなりました。
そしてその後、数年経験を積んで、結婚もして。
そこでまた「辞めたい」と悩みました。
精神的負担・体力的負担、仕事と私生活とのバランス…。
若手の時とは違う悩み方です。
それで、私の場合は結局、辞めたのは今年の3月です。本気で退職を視野に入れつつ悩んだのは、2年くらいでしょうか。
その頃に相談して良かったのは、まず、「教員以外の仕事をしている友達」です。
教員以外の仕事の良いところ、悪いところを知ることで、教員を続けるか決める参考になります。
教員以外の生き方もあると、実感できます。
あと、私の同僚に教員から事務職へ転職した子がいました。
転職後に久々に会った時、辞める前より生き生きとした明るい表情をしていました。
こういう風に、教員を実際辞めた人が身近にいるとすごく参考になります。
でも、人それぞれなので、「辞めれば幸せ」と思いすぎない方が良いと思います。
次に、相談をして良かったのは、「カウンセラー」です。
辞めるか悩んでる人以外にも、精神的にきつくて苦しい人も、専門家の人に相談をするのはオススメです。
公立の教員だったら、メンタルヘルスサービス事業とやらで、無料でカウンセリングが受けられます。
私の勤める自治体は、60分のカウンセリングを5回、無料で受けられました。
月に1回、5ヶ月受けました。
人によるかもしれませんが、私はとても良かったです。
カウンセリングの利点は次のとおり。
・ストレス解消できた。
・自分の性質に気づいた。
・色んな視点で考えられた。
・辞めると決断できた。
私は初めは、辞めるかどうかの相談ではなく、辛い苦しい気持ちを解消する為にカウンセリングを受けました。
そこで自分の気持ちを吐き出して、ストレス発散して。癒されて。
人によってはそこでまた教員を続けるんでしょうけど、私の場合は吐き出すうちに、自分が本心ですごく辞めたがってる、限界にきてる、と気づいて辞める決断に至りました。
仕事に対する向き合い方を変える(→頑張りすぎない。人からの評価を気にしない。自分を大切にする。)っていうのも、カウンセリングでやろうとしたのですが、私には辞めることが最適だと判断しました。
カウンセリングは、「悩みの答えをくれるところ」だと思ってしまうと、全然意味ないじゃんって感じに思ってしまいます。
カウンセラーさんにもよると思いますが、結局決めるのは自分、行動するのも自分です。
客観的な意見をもらえたりはするのですが、自分の気持ちと向き合って最終的には自分で決める。
人に相談をするのは大切ですが、それ以上に大切なのが「自分で決める」ということです。
悩むのは苦しくて、決断も勇気がいりますが、自分次第で人生がより良いものになると思います。
そうだと信じています。
色んな人に相談をした上で、自分で決断できて良かったです。
つづく。